あんじゅ桂子です(*^^)。サロンの情報はもちろん、日々の気づきや思いを綴っています。みなさんにたくさんの癒しが届きますように…*。


by angel-ch
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夢への軌跡…* その2

前の記事の続きデス…060.gif


ふたりが6年生になろうとしていた頃、
R君がひとつの大きな決断をしました。


今いる道場を辞めて、自分の人生にチャレンジすることを決めたのです…*056.gif


長い間悩み抜いた末、
三重県を離れ、より厳しい環境へと飛び込んで行きました。


剣道をやめるわけではないとわかってはいても、
三重県からいなくなってしまうこと…
県内の試合ではもう会えないこと…
そして何より、
一緒に全国へ行こう!という夢がなくなってしまうことは、
詩にとってはとても悲しい出来事でした。


一方で…。
詩と一緒に全国へ!…という気持ちで何とか現状を頑張り続けたR君にとっても、
それは苦しくも真剣な決断だったのだと感じました。

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詩には、R君の気持ちがよくわかるし、
R君は詩にとって本当に大切な存在なのでしょう。


R君が三重県を離れることを聞いた直後は、
しばらくの間うつむいて、黙って泣いていましたが、
そのうち顔を上げて、『 分かった。 』 … と一言。


そして、
『 今日から2000本振る。
 1000本は自分の分。1000本はRの分。 』
そう言って、素振りをしに行きました。


気持ちを整えるためにも、振らずにいられなかったのだと思います。
私は、そっとしておくことにしました。


この日から、
『 Rの分まで… 』 が口癖のようになりました…*056.gif

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詩は、悩み疲れていたR君にすぐに会いに行きたい!と言いました。
二人が一日を過ごし、R君に笑顔が戻った頃にお別れの時間が…。

『 ばいばい詩。 』
『 ばいばいR。 』
車から手を伸ばして握り合った手を揺らしながらさよならをするふたり…。

…ふたりはなかなかその手を離せずにいたようでした。
何も言わず手を握ったまま…。
きっと心で何かを感じ合っていたのでしょうね…*012.gif


『 Rが決めたことを応援するだけ! 』
詩は私にそう言いました。

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*...偶然なんだけど、まるでお揃い?!...*


詩が見る夢の隣に、いつもR君がいて、詩を支えてくれました。
だけど、R君がいなくなった時、
詩はR君の分まで、ひとりでその夢を叶える覚悟を決めたようです…*


自分ひとりでも頑張る…!


そう決めてからの詩は、
少しずつですが以前と比べて精神的にも強くなり、
自立して、グッと大人になっていったように感じます。

剣道の稽古に関しては…ですけど(^^ゞ
その他の事に関しては???です…042.gif



R君とのお別れは、一瞬悲しくも感じられましたが、
そのおかげで、
それぞれが共に新たな環境で努力し、お互いに成長することが出来ているように思います。


一見離れたように見えて、真はグッと近づいているようです(*^_^*)


R君のお母さんとも、
『 不思議なふたりだね^^ 』 … とよく言っています037.gif

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7月…都道府県対抗全国大会の代表選考会。
R君と一緒に行けたかもしれない、もうひとつの全国大会への可能性。
ふたりで目指していた、もうひとつの夢。


その日、詩は究極に緊張していました042.gif


『 お母さん、こんなに緊張するんは初めて…。 』


どうにもこうにもならない顔で、珍しく緊張を口にした詩。
いつも緊張しないわけではありませんが、わざわざ口にするタイプではないので、
よっぽどだったのでしょう…(^^ゞ


『 精一杯、悔いのない一日にしなさい。 』
…と、そう告げました。


大切なのは結果じゃない。
私はいつもそう思っています012.gif


詩がひとつの目標として頑張ってきたプロセスの結果が出る日…。
私はどんな結果になろうとも、この大切な一日を、
邪念なく、最後までしっかりと見届けてあげようと思っていました。


…結果を思うと、私の中に不安が襲ってきます。


でも、そんな私の思いは、
今までの詩の努力を…プロセスを…今日という日を邪魔してしまう。


だから私は、ひたすら自分の心の中だけを見つめ続けるよう努めました。
様々な思考や不安が襲ってくるのを洗い流すように、
ただひたすらに、心の中で『 ありがとうございます 』を繰り返していました…*056.gif


詩のために私にできることは、
純粋に努力し続けている詩の剣道を、
ただ純粋に見守ってあげること…それしかありませんでした…*


そして、
同じように目標を持ち、努力を重ねてきた、
この選考会に集まった子どもたち…*


それぞれが正々堂々、自分の力を出し切って、
素晴らしい経験…素晴らしい一日になることを祈るばかりでした…*056.gif


…そして…


詩は、県の選抜メンバーに選ばれました…*


R君も、とても喜んでくれました…*
R君はいつも、詩を応援してくれていました…*012.gif


すべてに感謝しています…*

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この代表選考会には、たくさんの涙がありました。


勝ち進むということは、夢を叶えるということは、
たくさんの涙の上にあるのだということを痛感しました…。


選ばれた喜びはもちろんありましたが、
それだけではすまされない思いもたくさんありました。


だからこそ、これはゴールではなくスタートなのだと思います。


全国大会…*
みんなの思いを背負って、頑張って欲しいと思いました…*056.gif



長くなったので、続きは次の記事で・・*060.gif


*...桂子...*
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by angel-ch | 2011-11-16 12:27 | 少年☆剣の道

夢への軌跡…* その1

『 あぁ~。朝日ってこんなに綺麗だったんだなぁ…♪ 』


月曜日の朝…
カーテンレース越しに部屋に差し込む太陽の光を浴びて、
あたたかな気持ちで一日を迎えました056.gif


前日の日曜日は、三重県スポーツ少年剣道大会。
詩が長い間目標にしてきた、夢の大舞台でした…*

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これは、2年前に私が書いてあげたものです。
...下手くそな上に、間違いまであるそうです^^ゞ...
大好きな正代賢司選手のサイン色紙と一緒に、いつも見えるところに飾ってあります012.gif


2年前の4年生の時、
詩はこのスポ少の大会直前に新型インフルエンザに罹り、出場できませんでした。

この大会はスポ少の全国大会へ出場する選手の選考も兼ねていて、
4年生の優勝者…
5・6年女子の優勝・準優勝者…
5・6年男子の優勝・準優勝者…
この5人が全国大会へ出場することができるんですね^^。

なので、インフルエンザだと判明した時は、
病院でひとしきり二人で泣きました(;_:)


そんな詩に、遠く離れた剣道の心友・R君から電報が届きました*


R君はその1年前、3年生のスポ少大会の決勝戦で出会った選手。
それまで、良くて3回戦までしか進んだことのない詩がこの日決勝まで行けたのは、
R君と出会うため…としか思えないほどの奇跡…。



『 明日は詩の分まで頑張ってくるよ!
 6年生になったら二人で全国大会に行こうね! 』



…と。


4年生の時のこの約束が、詩に大きな力をくれて、
この時から、2年後の6年生のスポ少での決勝進出が大きな大きな目標となりました012.gif


そしてもちろん、この時の大会でR君は4年生の部で優勝しました!
垂ネームの中に二人で撮った写真を入れて戦ってくれたそうです。


表彰式の前、
『 今から詩君と一緒に表彰台に上がります! 』
…とメールをくれました012.gif


…感謝…056.gif

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詩は体も小さいし、
運動神経がいい訳でも、センスがある訳でも、実力がある訳でもありません。
だからこそ、人よりたくさんの努力が必要なんだと、
頑張り続けることを本人も心に決めたようでした。


『 三倍努力 』


それまでも努力家でしたが、
更なる努力をしていくことを決めた詩にとって、
正代選手にもらったこの言葉は、
深く心に響くメッセージだったに違いありません。

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6年生のスポ少でR君と決勝進出するためには、
トーナメントの組み合わせでお互いにシードを分けられる必要があります。
トーナメントの途中に同じコートで当たってしまえば、
二人で決勝へ行くなんてできなくなります。

しっかりとシードを分けてもらう可能性を高めるためには、
それまでに様々な大会で実績を残していくしか方法はありません。

素晴らしい選手がたくさんいます。
詩にとっては簡単なことではありませんでした。


けれど…


大会の度に、そんな詩をR君が先で待っていてくれました012.gif


『 勝てよ! 』 … と、すれ違いざまに声をかけてくれます。
お互いの試合を拍手で応援します。


傍から見たら変かもしれませんね。
同じ道場でもないし、後々対戦相手となる選手を応援しているのですから037.gif


『 勝って、Rと試合する! 』
…この思いが、いつも詩に力をくれていたように感じます。


勝ち進み、そしていよいよR君と試合をする時は、
詩が心から歓びをかみしめているのが伝わってきます。


R君と心からの真剣勝負をする時、
R君と剣を交えてる時、
詩は、自分は剣道を好きなんだ!と実感するそうです。
この上なく、幸せなんだと思います…*012.gif


そういえば…!


5年生のスポ少大会の時のトーナメントでは、
ベスト16の所でR君とあたるようになっていて。

勝ち進むにつれて対戦相手も強くなっていく中、
心配そうに見る私に向かって、詩が一言、
『 Rとやるまで負けやんよ! 』
…と言ったことがありました。

静かに…でも力強く言ったその言葉に、
私はうなずくしかできませんでした。

あぁ、この子たちは自分の力で進んでいるんだなぁ…、
大きくなったなぁ…って、感慨深いものがありました…*056.gif


勝ち負けを超えた真剣勝負が、いつもそこにはありました。


ふたりの戦う姿に、私はいつも感動し、涙があふれました…*072.gif

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*...全日本選手権、一緒に行ったね☆正代選手とパチリ♪...*


こうして、いつもいつも詩の心の支えでいてくれたR君。


詩が壁にぶつかった時も、
稽古会では誰よりも長く地稽古の相手をしてくれた…。
剣を交えることでいつも励まし、力をくれた…。


お互いに、支え支えられてきたふたり…。


6年生にさしかかる頃、
そんなふたりに小さな別れが訪れました…*

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長くなったので、続きは次の記事へ…*056.gif



*...桂子...*
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by angel-ch | 2011-11-08 14:01 | 少年☆剣の道